中性脂肪を下げるには、何を食べればいい?

中性脂肪を下げるには、食事のコントロールが必要となります。 アルコールと炭水化物(中でも精製された炭水化物)の摂取量を見直す必要がありますが、 では中性脂肪を改善するにはどういった食事を摂取すれば良いのでしょうか?

中性脂肪を下げるには、 血圧の安定と血管の健康をかなえる働きのあるオメガ3脂肪酸を摂取するのが良いとされています。

1970年代には血中コレステロールを下げる効果があるということでリノール酸の人気が高まっていましたが、 その後の研究でリノール酸には善玉コレステロール(HDL)を下げるという働きがあることが判明しました。 そのため現在では、リノール酸よりもオメガ3脂肪酸を摂取することが好ましいとされています。 またオメガ3脂肪酸は肝臓で熱に変化しやすく、身体に蓄積されにくいため、 中性脂肪に悩む人は積極的に摂取したい栄養素なのです。

オメガ脂肪酸を多く含むのは、さばやイワシなどの青魚やクルミです。 この他にも中性脂肪を減らすためには、大豆製品や食物繊維を多く含んだ食品を摂取すると良いでしょう。

大豆製品に含まれている大豆サポニンには、 中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあります。 また食物繊維には腸を綺麗にして善玉菌を増やす働きがあり、 コレステロールの吸収を抑えてくれます。

積極的に摂取したい食品をまとめると、 青魚・クルミ・野菜・果物・海藻・きのこ・イモ類・大豆製品(豆腐・納豆・おから・豆乳)などになります。


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